困難は乗り越えるためにある The difficult means that you must go over it
読んだ目的:
印象に残った箇所・気づき:
- 学者になる前に、靴屋になれ。(ユダヤの諺)
- 自分が望んでいることができないならば、できることを望め。(ユダヤの諺)下積みの後に耐えることができないものは、幸福を見ることもない。まず自分にできることなら、嫌がらずに何でもすることだ。
- われわれは幸運を創造する、そしてこれを運命と呼ぶ。(ユダヤ人でイギリスの首相までなったディズレリーの言葉)
- もし〇〇であればなどと、僥倖を期待している暇があれば、今日できることを明日に伸ばさないで仕上げることだ。この世は市場に似ている。何もしないで市場の隅に立っているだけでは、収穫は無いのだ。
- 忙しすぎると、賢いものでも知恵がなくなる。使うとしたら、多忙でなく多用という言葉だ。
- ともかく今後の時代は、自分の考えをきちんと大変に伝えることができる能力が必要になってくる。それには曖昧さを排除し、事実に立脚して論理構築をすることである。
- 人生に成功する3大要件①文字通りしゃかりきになって自分の仕事を取り組んだか。②人に好かれているか。③学ぶことに積極的であるか。
- スクールとはギリシャ語のschole(暇)から、転じた言葉である。余裕を持って学んだ事柄だけが血となり肉となり、知識となって身についていく。
- 他人の職業に参入しない。神さえも同業者との競合を嫌う。
- 他人の援助を頼みに行った時は、まず要件と別の関係ない話題について話しなさい。あなたの要求をいきなり切り出したいけない。急いで富を得ようとするな。豆を欲しくても、まず他の商品を欲しそうな顔して見せるものだ。尚、タルムードでは、買う気がないのに、値段を尋ねてはならないというエチケットも教えている。
- 契約書をおろそかにしない。トラブルが発生し、感情的にも対立し始めたら、もはや誠意を持って話し合うことが非常に困難となる。だから、万一トラブルが発生した場合には感情を交えないで処理できる方法を、ありとあらゆる状況を想定した上で明示されているか自己の権利を明確に確認する。
- 雇い人の賃金はその日のうちに支払う。
- 弱者が拾い集めることが出来るように畑の落穂、果樹園の積み残しはそのままにすること。
- 貧乏人から上着を質にとったら、夜間は返すこと。
- 儲けよりも大切なものがあることを忘れない。
- お金は3等分して管理する。
- 他人を恵んであげるのは、何も金銭を与えることだけが唯一の方法ではない。質素な食事でも、それを共にできれば良い。やがてそういうスタートが、人を大きく育てる。
- ユダヤ人は大学が良い会社に入れる学校であるかどうかなど問題にもしない。自分が何をやりたいか、自分がどうなりたいか、その進路にかなった講座をそなえているかどうかが大学選択の基準になる。
- 教育とは、大人になった時、1人で生きていけるだけの基礎を提供するものでなければいけない。
- 現代人に必要な教育は、読み書き算数、歴史、文学、それに少々の音楽である。これだけ知っていれば社会生活には困らない。後は各自の仕事や専門応じて、それぞれ必要な技術や知識を深めれば良い。(ピアニストのウラジミール・ホロビッツ)
- 実力本位といえばフェアに聞こえるが、少数派出身でその実力を周囲に認めてもらうには、やはり人の2倍の努力と才能を必要とする。
- 絶望しないこと
- 失望に身を委ねるものは、自分自身が最悪の敵になる。
- 絶望するものは人にあらず。(ユダヤの諺)