2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム
読んだ目的:
- ADHDという勝間氏がどう部屋の片付けに成功したか興味を持ったので、参考にできる部分は参考にする。
- 無理なく断捨離し、一生リバウンドしない片付けの仕組みを模索・構築する。
印象に残った箇所:
- 汚い家で暮らすと、どんどん、自分の「自己効力感」(自己に対する信頼感や有能感を表す心理学用語)が落ちてきます。
- 収納は本来、7ー8割に抑えとかないと、ものが出せなくなる。
- 私たち人間は、摂取カロリーが少ない時代が長かったせいか、基本的にものぐさです。思考でも、行動でも、なるべくカロリー消費を防ごうとします。
- 良い睡眠をとるために大切なのは、自分の寝室を寝るための場所にすることだ。パソコンでネットサーフィンをしたり、テレビを見たりすることは避ける。したがって、テレビ、デスク、パソコン等は寝室におかない。
- 寝室は、1日の3分の1を過ごす場所ですし、そこが不衛生だと自分の健康と直結します。
- やっぱり人は、自分で気づいて、しっかり腹落ちしないと、行動できないのです。
- とにかく、やることは1つで、活躍している物たちには、もっとお金とスペースを配分し、活躍できなかった物たちは捨てるか、活躍先を探すと言う当たり前のことです。
- 睡眠の効率も、仕事の効率も、料理の効率もスッキリした家の方が圧倒的に良い。
- 「目標」を達成するには、努力や意志の力ではなく、「仕組み」を作ることが大事。
- 部屋が汚いときには何かするためには、ものを避けて通ったり、何かをどけてから取り掛からないといけなかったので、動くことの心理的抵抗感が大きかった。
- 因果関係ははっきりしませんが、私の場合断捨離してから、収入も増えています。寝ると食べるは生きることの根本ですから、そこの質が上がると生産性が上がり、その結果自動的に収入も増えるのではないかと思います。
- 昔好きだったものがいろいろあったけど、最近趣味にさく時間が減ったなぁ、と思っている人は、案外、断捨離をするだけで、そういった時間をかけするかもしれません。
- 余分なものは言えば、エアコンもよく聞きますし、音も美しく響きます。
- 効率的という名の「ものぐさ」の罠:モノやサービスを作る人たちは、みんな「楽して痩せたい」「何もせずに安心したい」というものぐさな心のものぐさコストに注目し、便利そうで効率的に見えるものやサービスを次々に作っては、ものぐさな人からお金を取ろうとしていますので、気をつけないとどんどん、術中にはまっていきます。
- もう一つの大きな罠は、掃除でも洗濯でも買い物でも、なんとなく、まとめてやるほうが効率的で経済的だと思いこんでいるところです。実はこれは大きな間違いです。
- バッチ処理とは、何かをためて一気にまとめて処理をするもの。一方、逐次処理はリアルタイム処理ともいい、その都度行う処理の仕方です。昔はコンピューターのCPUの性能がひどかったのでバッチ処理が主流でしたが、性能が上がるにつれて、リアルタイムでの逐次処理が主流になってきています。
- メール返信や原稿書きなど仕事関連の事は、今でもすきま時間にちょこちょこと逐次処理をする。
- 洗濯機や食洗機一回分の量がたまるまで待つのをやめ、気がついたときに、少量で回すようにしました。
- 通販のものが届いたときには、開けたら段ボールをすぐにゴミ置き場に持っていく。
- 手紙類も後で読もうと積んでおかない。
- 1週間に1度のまとめ買いだと、結局不要なものまで買いこんで腐らせることが多い。1週間先の状況まで見据えて、買い物するのはなかなか難しい。
- 大量のストックが必要だったり、まとめて買うのが効率的だったのは、古い時代の話です。
- 実は、この「まとめてやらず平準化する」と言うのは、投資や経営にも通じる普遍的なルールです。私は2007年に「お金を銀行に預けるな」を出版したころから一貫して、インデックス投資信託のドルコスト平均法による積み立てを推奨しています。平準化されて価格変動のリスクが少なくなり安定した収益を得やすくなります。また、経営的な話で言えば、1年の売り上げを平準化するのがセオリーです。集中する時期があると非効率な経営になります。
- 「サンクコスト」の罠:これまでかけてきたコストによって、将来価値を見誤り、判断を誤ってしまう事は、投資でも経営でも、非常によく見られる罠です。人間の認識の歪みがあるので、意識的に、物の価値をちゃんと判断するようにしなければなりません。
- 真の「ものの価値」とは?経済用語で言えば「効用」 (ユーティリティ。色々な意味での満足感。ときめきと似たようなもの。)と使用時間の長さで決まります。
- 将来使うかもしれないと考えた瞬間に、捨てる勇気がなくなります。その時は、「気持ちのコスト」「再調達コスト」、「スペースのコスト」を考えてみましょう。
- まずは、感情を交えず、客観的にルールに従って捨てるべきものは段ボールなどに仕分け、置いておくのです。
- 家族のものは原則として、捨てるべきではない。
- 片付けを始めた時は、マスクをつけないと、鼻水が止まらないような状態でした。こんな劣悪な環境で1日を過ごしていたと思うと、どれだけ健康に悪影響があったかと恐ろしいです。
- 夜の環境を改善するだけで、本当に昼間の生活の質がアップする。
- 「スリープサイクル」というアプリで、毎日睡眠時間や眠りの深さなどの記録をとっています。
- フードプロセッサーは、スペースを取るわりにみじん切りにしか使わないので、手動の小さなチョッパーに買い換えました。
- ミキサーも捨てました。以前はよく生ジュースを作っていましたが、ジュースでとるより、野菜サラダで食べた方がいいと知ったからです。そもそも顎を使った方が健康に良いのです。
- カレールーやなんとかの素といった中間加工品もほぼ捨てました。コンソメの素も使わなくなりました。
- コンビニにわざわざ買いに行くより作った方が早いという思考にもなる。
- スーツも処分してワンピースを導入:首相に会うときでもワンピースでokなのであれば、もう今後スーツを着る機会はないだろうと思い全て捨てました。スーツはもともと男性向けのもの。やはり背が高くて直線的な身体の人に合います。ワンピースやスーツと違って家で洗濯できるものが多いですし、着ていて快適です。さらにコーディネート不要でスペースもとりません。これまで私はワンピースに30,000円をかけるのはもったいないと思っていましたが、家でも着るなら元が取れます。外出着を部屋で着ると汚れそうな不安感がありましたが、家がホテルの部屋のようになると、外出着を家の中で生きていても違和感がありません。掃除などの家事をするときは、ワンピースの上にエプロンをすれば事足ります。外と同じ格好だと、エプロンをとればすぐに、気軽に出かけられるので、逐次処理のハードルも下がります。
- 洋服箪笥には、ワンピース6枚、セーター2枚、パーカー2枚、ズボン3枚、インナー(下着、Tシャツ)各4組、ソックス(ストッキング、冬用タイツ、靴下など)各4組、これだけです。
- 近年着られる素材を買って、温度調整はヒートテックなどですれば、季節によって衣替えなどをする必要もありません。
- 収納がたっぷりあるから、干したものを取り込んで、タンスにふわっと置いておくだけで良いので、たたむ必要がなくなります。
- バッグは究極の1個に
- 3000円以下のものだと私たちは、つい、買ってしまいます。買いやすい値段だからとあまり考えないで買ったものは、ほとんど捨てることになると、今回学びました。
- 自分で書くメモは全て電子化:この書類であっても、パソコン上のデータであっても、仕事が終わったらすぐに捨てると言うのが基本です。まず見直す事はないです。捨ててしまって後から困ったと言うこともほぼありません。なければないで、何とかなります。安心のために取っておくこと、本当に必要なものが埋もれてしまいます。ただ、Gmailだけは、全て保存しています。もし、どうしても捨てるのが不安の資料等があれば、メールに添付して自分宛に送っておけば、すべての情報がそこにたまって行きます。
- 毎日使わないものについては、外から何が入っているかわかるようにテプラを貼って管理します。
- ファイリングと言う仕事はもう必要ないんじゃないかと思います。
- 本末転倒なのは外で仕事をしなければならないほどに、仕事を詰め込むこと。仕事も、時間に余裕を残しておかねば崩壊します。
- 物置は、頻度は高くないが定期的には必ず使う予定があるものを収納する場所。
- ワーカーズ&ブレーンズ(http://workers-b.com)
- 粗大ゴミ比較ナビ(http://gomihikaku.com/ranking/)
- 片付け、ダイエット、お金は、皆同じ話で、インとアウトの管理こそが大事。
- 一度でも手に取って決めてから、リピート買いだけを通販にする。
- 「消え物」しかプレゼントしないことにしています。
- 企業には、「適正在庫」「ジャストインタイム」という発想があります。稼働日数を考え、必要以上のものを生産せず、保有せず、貯蔵しない。それができない企業は、中長期的には競争に負けます。個人も全く同じです。
- フローリングは、ブラーバが最強。
- 料理は総重量、塩分、温度設定が頭に入っていれば、大体作れます。
- 醤油大さじ1には塩分が約2.5グラム、味噌大さじ1では2グラム、使用は小さじ1が5グラムです。
- 甘みは、その分量のゼロから2%の間のどこかに設定すればいい。
- 逐次処理を徹底する
- みんなどうやったら幸せになれるか、どうすれば充実した人生を送ることができるかということに悩みますが、毎日きれいな家に住んで、お気に入りの洋服を着て、おいしい手作りの料理を食べることができたら、誰でも問題なく幸せですよね?
- 私は断捨離後、コーヒーを飲む量が激減し、ハーブティーの方が美味しく感じるようになりました。目の前に不要なものがないだけで、どれほど気持ちが落ち着くのかとびっくりします。今までどれだけ無意識のストレスを溜めていたかと言うことでしょう。それをコーヒーでごまかしていたわけです。
- 私たちの運は、そのほとんどが「人との緩やかなつながり」が運んできてくれるのです。
- 身の回りの状態というのは、あなたの心の拡張現実。
- ものを捨てると、人間関係が改善する
- 高齢者の家がどんどんもので埋もれてくるのは、思考の体力が衰えている証拠ともみなすことができる。自分で優先順位を決め、目標を決め、将来とのバランスをとりながら、物の管理をしていくのは、大変知的で高度な、一種の脳トレとも言える作業。その結果、自分自身の人生にも、人間関係にも主体性を発揮できるようになって、人生が好転しはじめる。
- 稼ぐよりも捨てる:幸福感は年収約9,000,000円までは収入に比例してくれますが、それを超えると比例しなくなると言われています。ある程度の収入さえあれば、後は衣食住を充実させることの方が、幸せ度に寄与すると思うのです。自分や家族の幸せのためにお金を10,000円多くするのと、片付けや家事を1日30分多くして快適な家を保つと、どちらがいいのかと言う話です。それは間違いなく、快適な家です!
- 家事の重要性:自分の中で社会人になってこの年まで主従が逆転していたのは、「何のためにお金を稼ぐか」ということです。
- 物事には、悪循環か好循環しかありません。
- 私はまさしく、数週間の片付けで「後半の人生を取り戻した」のです。
- 家に来た人たちはホテルみたいと驚きます。ものが少なくて、清潔にしていて、花が飾ってあるからです。
頭に浮かんだことのメモ:
- 壁の前にあるものをスッキリさせ、プロジェクターを映せるようにしたらどうだろう?→地震が来たときに、観るために座っている周囲に物が落ちてこないようにもしないと。→結局、風水的に良い方角に顔を向けることができる壁が今の家の間取りだと無い。
- 片付けができない、思考がまとまらない、行動できないといったことを発達障害のせいにしない。できなかった時、できるように仕組みを考えて行動してみる。
- 使っていない自分のものを処分して、家族のための時間やお金に変えたり増やす。
- 野球のコーナーなどを作るのはどうだろう。好きなことを快適に出来るようにする。
- 積まれている郵便物をすぐにチェックする。
- 今までの「経験」と言うサンクコストに縛られないように気をつけて、自分の価値を判断するようにしたい。
- 「スリープサイクル」アプリを使って毎日の睡眠の記録をとってみる。
- 家族が、毎日きれいな家に住んで、お気に入りの洋服を着て、おいしい手作りの料理を食べることができるようにする。
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今後読みたいと思った本: