Lost in Translation: An Asperger in Tokyo zashikiwarashitanのブログ

アスペルガーである自分が、座敷わらしのように自分を歓迎して大切にしてくれる数少ない人々に繁栄と幸福をもたらす存在になって、残りの人生を有効に生きるため、日々試行錯誤したことを記録するただの自分用ノート代わりの日記

ふるさとの食にっぽんの食フェス

料理研究家土井善晴先生の復興応援チャリティの大鍋料理が食べることができるこちらのイベントが代々木公園で本日開催されていることを知り、お天気も久々によかったので散歩がてら行った。

 

一人暮らしをするときに、土井勝先生の本を参考に料理をするようになって、今もお守りのように持っている。

土井善晴先生のテレビの料理番組は、よく観る。

他の料理番組や料理研究家の料理はそんなに興味をもったりしないのだけれど、多彩で軽快なトークと、料理の目分量などきっちりきっちりしていない不安になってしまう所を「これでいいんです」と言いきってくれる解説、何より、簡単なのに素人の自分でも上品で心がほぐれる味の料理を作れてしまうから。

 

そんな土井善晴先生の料理を実際に初めて食べることができてとても感動した。

一人一人、土井善晴先生が手渡しで笑顔で丁寧にふるまってくれてめちゃくちゃ嬉しかった。

繊細で畏れ多くて怖い印象なのかな、と思ったけど、実際は全然違って先生自らとても健康的で元気な雰囲気で姿勢良くて、ますます土井先生の料理は元気になれる料理だと思った。

 

お鍋は、ポトフのような洋風だけれど日本人の自分にエネルギーなりそうな旨味の感じられる、良いにおいの具沢山なお出汁。

大きくざっくり切ったにんじん、リボン結びの昆布、丸ごとミニ玉ねぎ、分厚いカットのベーコン、ころころふんわり丸い魚の練り物団子と里芋、食感がアクセントにもなる大豆、そして今年の正月に初めて鍋で食べるととても美味しいことを知ったせり。

自分の作る料理みたいだった。

料理に流派があるとしたら、まさに自分が作る料理は土井派だ。

本やテレビという形を通してなのに、一切家事が苦手というか右も左もわからずできなかった自分が今では気づかないうちにちゃんと作れるようにまでにしていただいていたのだ。すごいと思う。

 

今日は風が強く結構寒かったのもあるけれど、とても心と体が温まって感激して、おかわり食べたくなって、快く2杯目も土井先生自らの手で渡してくださって美味しくあっという間に食べた。

 

会場では他に、稲作について学ぶことができたり、山梨のじっくり炭火の遠赤外線で20−30分かけてじっくり焼き上げた特大あゆも頭からしっぽまでふっくらめちゃくちゃ美味しかったし、ジンギスカンをちゃんと人生で初めて食べることができたし、会場もお店や人多いのにごちゃごちゃしておらずストレス感じることなくブースまわれたし、代々木公園のイベントで一番面白い良いイベントだった。なんで今まで知らなかったのだろう!

 

お土産に徳島の高級なハモのコロッケが7個で五百円だったので買って帰った。