Lost in Translation: An Asperger in Tokyo zashikiwarashitanのブログ

アスペルガーである自分が、座敷わらしのように自分を歓迎して大切にしてくれる数少ない人々に繁栄と幸福をもたらす存在になって、残りの人生を有効に生きるため、日々試行錯誤したことを記録するただの自分用ノート代わりの日記

10年後の仕事図鑑 新たに始まる世界で、君はどう生きるか 堀江貴文・落合陽一著 SBクリエイティブ 2018年4月初版発行 1400円

未来に怯えるくらいなら、今を懸命に生きることが大事。

未来を想像して怯えるなんて暇人のやること。

 

心の持ちよう次第で、未来なんていかようにも変えていける。

 

過去を振り返るな、未来に期待するな

堀江氏:「部下から裏切られたり、信頼してる人から裏切られて辛くないですか?」「彼らを恨んでないですか?」と言う質問を受ける。確かに、過去にそうしたこともあった。しかし、僕は悪いことは忘れることにしている。過去を悔やんでも、良い事は何一つないからだ。チャレンジをすると、失敗をすることはあるだろう。逆を言えば、チャレンジなくして成功もありえない。もし失敗したら、二度と同じ失敗をしないように再発防止策を取ればいいだけの事。次はどういった行動すればいいのか、納得できたら酒でも飲んで、次の日はさっぱり忘れる。そして、これから自分がチャレンジしていく事は「必ずうまくいく」と思い込む。商売が成功する基本的な秘訣は1つだけ。成功するまでやり続けるということ。

 

誰にとっても、仕事は「引き受けるもの」から「作るもの」と変わっていく。

 

これからは日本のあなたではなく、世界のあなたとして生きていかねばならない。

周りの顔色を見て自分を演じているようでは、価値のない人間になってしまう。

 

幻冬舎の箕輪氏は、「給料がゼロになっても会社を辞めない」と断言しているそう。

編集者として生きていく上で、「幻冬舎の社員であること」に大きな意味がある。

 

そ会社を設立するメリットと言えば、投資家からお金を募るためにある。会社は個人よりも信頼があるため、お金を集めやすい。

 

一生懸命プログラミングを覚えたとしても、ただ労働力を提供しているだけでは無意味になる。

 

既に職務内容が定型化されているブルーカラー派遣社員には、ホワイトカラーの正社員に比べて利点がある。どこで、どれだけ働けば、いくらもらえるかが分かるため、容易に人生観測ができる点。最初から「ある要素」にしか価値を提供できないとわかっているので、自分の経済価値が算定しやすくなる。

 

YouTuberのような新しい仕事で成功している人たちの共通点は、

まず「作業にはまっていること」。努力しよう頑張ろうと思って歯を食いしばってやったところで、平凡な結果しか得られない。必要なのは、自分の感覚を信じて、自分で方法を考えることである。つまり、自分でルールを作ることで、納得感を持って取り組むことができるし、やらざる得ない。物事に没頭でき、好きになることができる。

2つ目は、「思いを持って毎日発信すること」。

最後は、「油断しないこと」。

好きなことを見つける際には、収支などの打算を捨てて考えること。なぜならそれが仕事になるか、ペイするかなんて、未来になってみないとわからない。

 

落合氏は、大学職員給料とにかく安いんで、本を書いたり一般向けに講義や講演をしたりするほか、会社を経営し、大学で研究している技術に関するインプットアウトプット、リサーチから得た情報や経験を、大学ではないところで社会実装している。

 

今の仕事があるからいいと言うのではなく、実際にそこで得たことをどう運用していくか、どう運用するとよりお金になるのか、といったことを意識すると良い。

 

1番よくないのは、長年修行したこと自体を「ありがたがる」事。価値は、苦労したことにあるのではなく、ユーザが決めるものだ。研究と修行は訳が違う。どうせなら、意味のある研究に力を注ぐべきだ。

 

研究のルーツは、古代ローマギリシャの貴族層が余暇時間を潰すために始めたことにある。

 

適応:これまでの「普通」に流されることなく、その変わった価値観の中で、新たな最適解を見つけるような生物の自然な振る舞い。

 

スナックのように「ママに会いたいから」といった属人的な理由でお客さんが来る店はつぶれない。

 

AIはオリジナルの創造物を作る事は得意ではないので、構成は人間の仕事。

 

ただ研究をするだけでなく、それをいかに社会に還元していくかを考え、自ら資金調達できる研究者が望まれる。

 

堀江氏:もともと、わかってくれる人だけわかってくれればいいというスタンスでやってきた。

まず貯めるべきはお金ではなく、信用。だから何かを頼まれたら、期待に応えるように尽くす。金欠の知り合いに、飯をおごる。そうした行為の積み重ねが信用を築いていく。

 

書物以外に、アスペルガーを理解して相談対応できる各種専門家増えてほしい

餅は餅屋に。

仕事、金銭や障害、病気のことを家族や友人、生活支援センターに相談しても、なんの解決にもならない。

それに、解決できないことを相談して、大事な人たちを悩ませるなんて申し訳ないと感じてしまう。

だから、プロにしか相談はしたくないのだけれど、アスペルガーを真摯に対応してくれる弁護士など各種専門家がほとんどいない。医師でさえ、今の主治医に会うまできちんと発達障害の専門知識と理解持つ人少ない。

今まででプロに相談してよかった!やっぱりプロだと思ったのは、やっと見つけた社労士の先生一人だけだった。

片付けないといけない何かがあって、自力でできないから、段取りとか方法とかで経験ある専門家に相談しているのに、やりとりをアスペルガーと実際にすると面倒になるんだと思う。

相談したいことをうまく言語化できなかったり、納得いくまで質問ぜめにしてしまうから。気をつけて、10回に1回だけ質問や意見を言うようにしたり、メモにまとめたりしているのだけれど、どうしたらいいものか。

向こうから対応続けたいという人もいるけれど、結局高いお金だけ延々と払わされて(前払い要求されること多い)、相談したことを一向に解決する方向へ持っていってくれないアバウトなスケジュール感や内容の人ばかり。利益を享受したら、敵みたいになる。人って怖い。

映像記憶で鮮やかにフラッシュバックして思い出してしまうし、時間が経過したら解決なんてとんでもない。

人生相談は、本に。

だけど、法律や制度、お金のことをアスペルガーも信頼して長期に渡って相談できるプロがもっと増えてほしい。

 

 

 

自分のことだけ考える。無駄なものに振り回されないメンタル術 堀江貴文 ポプラ新書 2018年3月第1刷 800円

・堀江氏は、他人の反応なんて全く気にしないことにしているらしい。重要なのは「自分がどう思われるか」「どう思われるか」ではなくて、「自分が何をするのか」「それによって何が変わるのか」ということ。

 

・「自分の幸せをとことん突き詰めた結果、周囲も幸せになる」というサイクルほど、人の心を安定させてくれるものはない。

 

・悩み事を抱えている人は、過去に縛られて、未来を絶望し、苦しんでいるが、その罠にはまってしまうと、なかなか逃れられない。では、どうすればいいかと言うと、過去とはきっぱり決別し今に集中すること。もはや答えはそれしかないとのこと。

 

・何かを成し遂げたかったら、嫌われるのを怖がらないこと。成功は逆境から始まる。

 

南無阿弥陀仏と言う念仏は余計なことを考えなくするための技術と言う説もあるそう。堀江氏の場合は、念仏を唱える代わりに、常に仕事に没頭して邪念を払っている。

他にも成功者の多くが「無心になる時間」を大切にしている。アマゾンのベソスは、皿洗いについて「私のそのことの中で最もセクシーなことだと教えている」と語っている。また、フルゲージも毎晩夕食後に皿を洗う。マークザッカーバーグは、毎晩、ユダヤ教に伝わる祈りの歌を歌って、娘を寝かしつけることを日課にしている。

 

自分を裏切った相手に対しては、笑って許す位の寛容さが必要

 

・対人関係で自分にできる事は、自分の心のバリアを果たし、自分の気持ちや望んでいることを率直に伝えていくことしかない。

 

量子コンピューターは従来のコンピューターの1億倍もの速度で計算ができる。

 

最も必要なのは、展開を先に進めること。その辺の課題は、その日のうちに必ず解決しながら、見切り発車で進んでいくべき。

 

・ゴルフの歴史を広く世界中の人がやっているだけあって、はまるようにできている。

 

恥をかいた分だけ成功に近づく

 

自分に協力して相手が得られるメリット(相手が喜んでくれそうなこと)を5から10パタン考える。そして、相手が喜んでくれるのでメリットを1つずつ小出しにしてプレゼンする

 

「周囲に振り回されない心」と同時に「感謝する心」を持っている人は最強

 

 

これ、食べていいの?ハンバーガーから森の中までー食を選ぶ力 マイケル・ポーラン著 河出書房新社 2015年5月初版 1900円

・食べる事は毎日、しかも日に三度のことなので、実はとても政治、経済、解雇、環境、エネルギーだけではなく、資本主義のからくりや、格差と貧困といった問題ともつながっている。食を巡る流れだけでなく、色々な視点から考えることができる面白い本だった。

 

 

・キノコなど菌類の役割は、死んだ者を分解し、生きているものに養分を与えること。菌類の働きはいわば植物の光合成の逆で、強力な酵素により、有機分子を単純な分子とミネラルに分解する。

 

・オメガ3脂肪酸は、脳細胞や神経の発達に欠かせない。

・オメガ3は植物の葉で作られ、オメガ6は種子で作られる。

 

アメリカでは食品に支払われる1ドルのうち 92セントが「生産者以外の懐に入る」仕組みになっている。利益を増やしたければ、消費者と生産者が直接やりとりするしかない。

 

・生態系のバランス:森あってこその農場。ネズミが小さいのには理由がある。

 

・フードマイレージ

 

・人工の化学肥料で土に施すことができるのは、窒素、リン酸、カリの3元素だけ。

何でメディアは収入に問題がない状況の家計診断ばかり取り上げるのか。

38歳、一人暮らしで貯金150万円…うつ病で離婚 | マイナビニュース

 

これは、かなりラッキーな良い家計のケースでは。。

ボーナスも出て、社会保険も入るほどで働け、貯金も100万円以上あり、障害年金を丸々貯蓄できるのだから。

そもそも障害年金もらえるのがびっくり。

障害年金とかセーフティネットは、不公平が実際にあって、使えるかどうかってよっぽどの運とかが必要だよなぁ。

 

発達障害者ビジネスをする人たち・組織が使うキーワード

発達障害者向けの就労移行支援なども出てきたが、

疑問に感じる点が多く、質問したら無視してきたり、よくあるマルチ商法とかのセールスのように、こっちが聞いたことをはぐらかしたり、的確に誠実に応えない。

無視されるだけならそれでもう関わることはないからいいけれど、

マルチ商法やカルト宗教的で、素直でおとなしい、信じやすい、断る勇気がない人は、相手はキラキラとした将来を提示し、口が達者なのでカモにされてしまうから気をつけるべき。

何かあっても、役所や弁護士など、なかなか動いて助けてくれない。

ちゃんとした常識のある人たちの環境にいないと、自分の認知までさらにおかしくなってしまう。

評判の良い施設なら、大々的にネットで宣伝せず、医師やハローワーク発達障害担当者が紹介したりするはず。

次のような言葉に騙されたり、ぐっときてはだめ。お金を失い、自分が傷つくだけなので、絶対に近寄ってはいけない。

 

「いい感じの社会をつくる」を理念→運営側にとっていい感じということ。

・偏りを活かせる経済圏に参加しませんか?→そりゃ一人通うだけで、月20万円の血税助成金としてガポガポ入るのだから。

・偏りを活かし和える社会を創る

世界で活躍できるスキル

経済的な自立、精神的な自立

あなたにあった理想の働き方を見つける

・就労実績→障害者を一定枠取らざるを得ないし、補助金をもらえるから雇用している、ハローワークでいつも募集をかけているほぼ最低給与の企業ばかり。正社員への転換率や、どのくらいの期間安定就職できているか不明。

こんな不安を抱えてい

ませんか?

  • 仕事がなかなか続かず、自分に自信が持てない。  
  • パソコン操作はまったくの未経験。
  • 研修中の生活費、研修のお金が心配。  
  • 事務や単純作業は、AIやロボットに奪われてしまう。
  • 今の会社では消耗戦で、将来が不安。
  • 実務経験を積み、キャリアチェンジに備えたい。

 

こんな不安を抱えていませんか?

  • 仕事がなかなか続かず、自分に自信が持てない。  
  • パソコン操作はまったくの未経験。
  • 研修中の生活費、研修のお金が心配。  
  • 事務や単純作業は、AIやロボットに奪われてしまう。
  • 今の会社では消耗戦で、将来が不安。
  • 実務経験を積み、キャリアチェンジに備えたい。

 

「貧困をバネに成功した」事例をロールモデルにしないために

「キモくて金のないおっさん」と「見えない弱者」の話をしよう | 文春オンライン

 

佐々木 でも、その方向性って僕は間違っていると思っています。もちろん彼らが貧困から出発して成功しているのは本当に素晴らしいことなんだけど、一方でそれが「ロールモデル」になってしまうと、そこにはまらない人は生きてけないし、結局「ジャングルで勝ち抜くことが正しい唯一の道」みたいな社会になっちゃう。そういう風潮はいい加減やめた方がいいんじゃないか、と去年くらいからずっと思っているんですよ。2000年頃から自己啓発本が流行り始めて、さらにその延長線上で最近オンラインサロンとかが流行っていて、一種の宗教みたいに怪しげなことになってるところもありますけど、「これってどこまで行っても出口はないんじゃないかな」と思っていて。

 

佐々木 そう。じゃあ何が必要になってくるかというと、「暮らし」だよねっていう。日常的にきちんと生活をして、コンビニ弁当とかじゃなくて、ちゃんとご飯を炊いて、7時間寝て、近くの公園でランニングして、お金をかけなくても健全な生活をすることが軸になっていけば、そんなに不安を感じることもなくなるんじゃないかって。健全な生活をしていれば、見た目は気持ち悪くならないから、人間関係がゆるやかに回復していくんじゃないかって思うんですよね。

吉川 「何も考えられないし、ここから逃げたい」。そういう風に精神が参っているときに、果たしてランニングができるのか、っていう問題があって。早起きもできないし、お米も炊けないし、何もできない。でも、世間ではそういう人たちがいることを知らない人の方が多いと思います。

 

佐々木 新聞記者をやっていて思いましたけど、詐欺事件の被害者に話を聞きにいったりすると、僕らが生きている世界とはまったく違う世界で生きてると痛感させられます。一言で言うと、周りにうさんくさいヤツしかいない。

 

佐々木 お互いに騙し騙されるみたいな世界に生きているんですよね。いわゆる善人とか、良識的な人も周囲にいないわけです。怪しい情報商材を売りつけている人しか友人にいない。そして、騙す人ってそういう相手を見分けるのがうまいから……。

 

佐々木 破産したりすると、その瞬間に社会資本だとか人間関係とかが全部壊れて、友人なんかもみんな逃げちゃうんだよね。

吉川 そうなんです。だから怪しくても「あ、助けてくれる人が現れた」って借りちゃうんです。「審査をするので免許証の写メと、家族の名前、勤務先、通っている学校、親戚の電話番号とか教えてください」って言われても、やすやすと個人情報を渡しちゃう。

 

佐々木 人間なんてそんなに本質的には変わらないと思うんです。

ロールモデルとのギャップに苦しむ人たち

佐々木 僕、高校の時に親が夜逃げしてるんですよ。そのときは名古屋に引っ越していたんですけど、両親が借金の保証人になったところ、当の本人が逃げたんで、こっちにとばっちりがきた。高校3年生のときに受験勉強していたら、ヤクザのおっさんが「こらー!」って殴り込んできてもうどうにもならなくなって、しょうがないから新聞配達しながら大学に行ったんですよね。

 

佐々木 父親は大きな会社の工場で働いていて、そのときの人間関係は良かったんですよ。ところがそこを辞めて、怪しげなビジネスをやるようになると、途端に家に出入りする人たちの顔つきが変わって、インチキくさい顔した人ばかり入ってくるようになって。

吉川 群がってくるのかな。

佐々木 あまりにもお金がないと人は追い込まれて、一発逆転しか狙わなくなるんですよね。少しずつ貯金するとか、地味な仕事でもやって日銭を稼ぐとかすればいいのにと思うんだけど、父親は「そんなんじゃ埒があかん! これを今やれば来月には何千万が手に入る!」とか言っていて、子供ながらに「そんなわけないだろ」と思うんだけど、そっちに行っちゃうんだよね。

吉川 そうやって追い込まれている人を狙って、甘い話を持ってくる悪いヤツがいますからね。

 

貧困とは孤立なのかもしれないですね

佐々木 僕の中では貧困って、経済じゃなくて文化だと思っていて。今、僕は多拠点生活とか地方移住で色んな人と交流してますけど、最近では優秀な若者が地方で年収200万円ぐらいで生活しています。でも貧しいかというと、そうではないんです。社会資本がしっかりしているからですね。友達がたくさんいて、地元の農家さんや近隣の人と仲良くしているから、家に帰ると野菜が置いてあったり、魚をもらったり、食べるのも苦労しない。家もタダで提供してもらっていて「お金を使うことがないよね」、と彼らは言っています。

吉川 そう考えると貧困って、「孤立」なのかもしれないですね。助けてくれる人も、周りにいないんですよね。

佐々木 それはそうです。僕は貧乏な家に生まれて、新聞記者になって気が付いたんですけど、優秀な新聞記者は、頭がいいとか悪いとかは関係なくて、他人に取り入るのがうまいヤツなんです。絶対口割らなそうな、汚職してる町長とかに話を聞きに行って、自宅のピンポン押して、そこでいきなりパッと中に入れる人がいるの。そういうコミュニケーション能力がすごい人って、見ていると育ちがいいやつが多い。

吉川 あ、それは分かる気がします。

佐々木 それって何でかというと、裏切られた経験がないからなんですよね。貧乏人の息子は「こんな風に取り入って近寄ったら嫌われるんじゃないか」と思って近寄れないんです。自分が人を信用していないから、他人もそうだろうと思ってる。