これ、食べていいの?ハンバーガーから森の中までー食を選ぶ力 マイケル・ポーラン著 河出書房新社 2015年5月初版 1900円
・食べる事は毎日、しかも日に三度のことなので、実はとても政治、経済、解雇、環境、エネルギーだけではなく、資本主義のからくりや、格差と貧困といった問題ともつながっている。食を巡る流れだけでなく、色々な視点から考えることができる面白い本だった。
・キノコなど菌類の役割は、死んだ者を分解し、生きているものに養分を与えること。菌類の働きはいわば植物の光合成の逆で、強力な酵素により、有機分子を単純な分子とミネラルに分解する。
・オメガ3脂肪酸は、脳細胞や神経の発達に欠かせない。
・オメガ3は植物の葉で作られ、オメガ6は種子で作られる。
・アメリカでは食品に支払われる1ドルのうち 92セントが「生産者以外の懐に入る」仕組みになっている。利益を増やしたければ、消費者と生産者が直接やりとりするしかない。
・生態系のバランス:森あってこその農場。ネズミが小さいのには理由がある。
・フードマイレージ
・人工の化学肥料で土に施すことができるのは、窒素、リン酸、カリの3元素だけ。