Lost in Translation: An Asperger in Tokyo zashikiwarashitanのブログ

アスペルガーである自分が、座敷わらしのように自分を歓迎して大切にしてくれる数少ない人々に繁栄と幸福をもたらす存在になって、残りの人生を有効に生きるため、日々試行錯誤したことを記録するただの自分用ノート代わりの日記

東大医学部在学中に司法試験に一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法 河野玄斗 角川 2018年8月初版 1400円

  1. 大学生でここまで目的志向を持ち、論理的に物事を考えて進めることができるスキルを持っていることがやっぱり自分と全然違うと思った。
  2. 良い環境で過ごすことが人生をとても楽にするんだな。
  3. 大学生ここまでコスパを考えて行動することができるなんて。お金の概念を自分はやっぱりよくわかっていないことを認識させられた。

 

  • 勉強こそコスパ最強の遊び。
  • 1000時間勉強して将来の年収が100万円あがる場合、 勉強の時給は4万円になる。なんでみんなそんなに勉強しないの?

  •  逆算してゴールからやるべきことを超効率的にタスクをこなす。

  • できるループを回す。

  • 幸福の最大化理論で複数の物事を両立する。

  • 優秀な人に恵まれる:優秀な人と対等に渡り合うには、自分が優秀になるほかない。良い学校に進めば進むほど、周りに優秀な人が集まります。この人的資源こそ人生を豊かにする。洗練された考え方に触れることで、自己の価値観が根底から覆されることがある。また、周りのレベルが高くて、気づいたら自分も当たり前レベルがとんでもなく高い所にあったというようなこともある。

  • 司法試験の勉強中に自分は数ヶ月しか勉強していないのに、何年も勉強している人たちに敵うはずがないとなり出すことはなかった。自分はやればできるという自信に満ち溢れていた。また、自分がこんなに頑張れるんだと知ることができたし、仮に落ちたとしても得るものは大きいだろうなと思っていた。

  • なんとなく得しそうなことを実際に計算してみる。年収を例にして勉強のメリットを計算してみる。

  • 見返すこと自体を最終目的目標にしてしまうと、逆に不幸になってしまう可能性が大きい。自分の思うほど、後悔するでしょうか。自分が相手を見返すために費やした労力と実際に与えられたダメージ量とのあまりの不均衡さに、虚無感に蝕まれてしまう。ここで負けてたまるかという強いパワーがあるが、そういった負の原動力には限界がある。 君たちのおかげで今頑張っているよありがとうという感謝の気持ちにまで昇華できたのであれば、それこそ真の意味でに返したと言えるのでは。

  • 人生のを丸ごと振り返った時、失敗したことが笑い話になるくらい幸福を最大化するためにはどうすればいいんだろう?

  • どうしてこの試練が自分に与えられたのだろう。自分はこの試練から何を学んで次に活かせば良いのだろうか。きっとこの試練の次の幸福の伏線なんだと信じて前を向く。

  • おすすめしたい手段は「自分よりゴールに詳しい人に教えてもらう」こと。すでにその道を熟知している人に教えてもらえば、何をすべきか一瞬でわかる。誰に質問するかは、合格者など優秀そうな人が、優秀だと指名した人に聞くのがベスト。

  • ストレスを感じる時はさっさと寝てしまう。10の効率 X10時間よりは、3時間寝てしまって頭がすっきりした状態で集中して20の効率 X 7時間勉強する方が圧倒的に効率的。

  •  横になってもなかなか眠れない時は、みぎてひだりて右足左足の脱力を意識することから始める。これは医療特に心療内科における自律訓練法の第一公式。

  • もし目を瞑って色々考えてしまって眠りにつけない時は、その考えが消えて無になるイメージを繰り返してみる。

  • カフェインの効果が出るのは摂取してから30分から1時間。

     

  • 人生において時間も労力も有限。相性が悪い人との距離を置き、関係を切る際も何も言わず気づいたら離れていたというような距離の置き方がベスト。連絡を取る労力すら惜しいと思っていい。

  • 1日何時間やるぞーと目標を決めて勉強したことは一切ない。

  • 最終的には独学が最も効率の良い勉強手段。

  • 先生に教わっていないからやらないという考えは今すぐに捨てる。それよりも、あなたのゴールにとって何が必要で、そのためにはいつまでに何ができてないといけないのかを逆算することが重要。

  • まず全体的にどうなっているんだろうという全体像を抑えた後、先生の強調していたところに応じてメリハリ付けて復習していく。まず教科書の目次にざっと目を通す。どんな章や見出しがあるか説明できるようにする。

  • ただ漫然と不安になったりとりあえずこのくらいにやればいいやと決めるのではなく、このボリュームの宿題は自分の能力では3日でできるから、 それまで気をつけなくていいんだというように、意志を強く持つ。

  • ある物事を説明するとき、どこにも飛躍も矛盾もなく、その論理をおっていけば必然的にその決断にたどり着くように説明。

  • フィーリングに従うのが結局いい選択になると主張する方がいますが、選択に正解はないという命題が真である状況においては、それはそれでひとつの筋の通ったロジックである。

  • 再現性:この問題を初めて見た時にどうやったらこの解法を必然的に思いつくようになるのか。

  • 自分でパターンを抽出することができなくても、優秀な友達や先生に教えを請えば、パターンを知ることができる。教えてもらったものを意識しつつ、問題を通してそれを身に染み込ませていく。色々なパターンを学んでいるうちに、パターン化の要領をつかんで自分の力で見抜くことができるようになる。

  • 司法試験は業界最大手と言われる予備校に入った。独学でやると、どの参考書をやればいいか悩まなくてはならない上、不安に襲われやすいから。

  • 勉強の質も大事ですが、やはり勉強の量は無視できない。これだけ頑張れるって分かっただけでも本当に意味がある年だった、という悟りの境地に達していたほど勉強した。

  •  論文対策は実際に手を動かしてみないといけないと先生に言われるが、答練だけで十分で、 5分くらい問題を悩んで答えを見てすぐ解説を聞いて考え方の道筋のメモをたくさん残す。これを繰り返して、少しでも早く論文対策も見切る。ひたすら論文の問題を何周もして、 考え方をひたすら叩き込んだ。

  • 自分の人生に何をやりたいか?何を楽しいと思うのか? 結局は楽しいことをやっている時が一番幸せ。しかも実は一番稼げる可能性が高い。