株式会社宮本製作所のランドリーマグちゃん
http://www.nacord.com/magazine/20171016_miyamoto.html
商品も画期的で魅力的だけれど、それ以上に社長の考え方と商品実現力に感動した。
CMや店頭のPOPや置き場に惑わされず、こういった日本の会社の製品をどんどん見つけて買ったり使うようにしたい。
ドライトマト ロッソナポリタン 炊き込みご飯の素
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本 つしま陽一郎著 林寧哲監修 翔泳社 2017年5月初版 1600円
ASDの仕事における特性は、
・何かに集中しすぎて別の大切な用事を忘れる。あるいは無視してしまう。
・年相応の社会性がなく、他人との衝突が多い。
・同僚や上司との距離感がわからず、良い関係を築くことができない。
・コミニケーションが苦手で、必要以上に報連相が少なかったり、指示を受けても要点を捉えられなかったりする。
とのこと。
自分は普通よりむしろ出来る方のはずと思っていたけれど、これらの特性当てはまることいつもだ。。医師がずっと診断している通りやっぱり自分は自閉スペクトラムなのか。。
ASDがよくある困ったのインサイトにめちゃくちゃ参考になる具体的な対策アイデア満載で良かった。P&Gの仕事術に似てる感じ。P&G流メモなどに書かれた本なども読み返してみよう。
・時間感覚を自分に実感できるものにするには
→
フリーウェアのカウントダウンタイプのスケジュール管理ソフト「インフォメーション」「DAYS MATTERカウントダウン」などを使う:
パソコン起動すれば自動で立ち上がるようにも設定できる。
・大事な仕事なのは分かっているのに、体が拒絶しやる気が出ない時
→ ASDの場合、理性ではやらなきゃまずいとアクセルをかけていても、 本心の方で興味を持てずにいるから。
1 具体的にイメージができる作業に落とし込み「わかる→できる」と感じさせて、自分の興味を惹きつける。
2 小さなゴール(スケジューリングではなく、まずは必要な資料を読みきるとか)を設定して締め切りを上司や顧客に約束して締め切りを作ってしまう。締め切りは可能な限り近い日時で設定すること。できれば休日を挟まないように設定する。
・目が疲れやすく、仕事に集中できないことへの対処法
→
1 モニターの明るさを抑える。( Windows 10の場合はデスクトップで右クリック→ディスプレイ設定を左クリック→明るさレベルの調整)
2 今やっている仕事の情報以外は何も視界に入らないような壁に面した席がベスト。
3 「遮光フード」でパソコンのモニターの周囲を遮るのも良い。
4 リビング学習デスクマットやパーテーションを使う。
・その日やるべきことや予定を忘れてしまう(スケジュールを読み返すことも忘れてしまうことが多くて一体どうしたら?)
→ASDの気持ちを切り替えることの困難さに原因がある。そのため、まずスケジュールを自分の興味の対象に持っていくことが必要になる。
1 独立したこだわりもスケジュール帳を用意。メモ帳と一緒にしないこと。(曖昧さが苦手なので、一緒にしてしまうとそのうちいっぱいのメモにスケジュールが混ざってわけがわからなくなる。)
2 時刻の目盛りが用意されているバーチカルタイプで、1日の時間進行を管理しやすく。行動を客観的に見返しやすいメリットもある。予定時間の聞き忘れを防ぐのにも効果が高い。
3 日にちをかける仕事の多い人は、月間ブロックタイプ。予定までの残り日数を感覚で捉えやすい。
4 1日1ページタイプを覚書な当日のメモ帳として利用。
・分かっているのに時間が守れず、自分で自分がわからない
→
1 パソコンを立ち上げると自動的に Google カレンダーを開くように設定しておく。(スマホだとウィジェットでホーム画面に表示)
2 ミニホワイトボードに、毎朝出社したらスケジュール帳から今日の予定を写し書きし、自分が起こしやすい 間違いや注意事項があれば書き加える。ミニホワイトボードは業務中目につくところに置いておく。やり終えた予定は、退社時に消して帰る。
3 予定のために動き始める時間もスケジュールに入れておく。(プラス30分ぐらい。移動時間とは別。)
4 タイマー・アラーム・カウントダウンが使えるフリーウェアの「タイムタイマー」「 ミニタイマー」などで時間を直感的に知る。
・朝起きられない
→もっと寝たいという誘惑に負けないための工夫が必要。
1 朝にやることはなるべく少なく。前日のうちにできることはやってしまう。(朝食はすぐに食べられるものを用意しておく。着ていくものを揃えておく。持っていくものを鞄に入れておく。靴下同じもので揃える。身だしなみグッズを常にカバンに入れておく。)
カーテンを開けて寝る。
2 タイマーで暖房をつけておく。(冬)
3 ベルーやアラームの代わりに音声で時刻を伝えてくれる時報タイプ目覚ましを活用する。
4 起きた後すぐの行動として、そのまま支度を始める流れにも買いやすいパターンを決めておく。(ASDは 目的を持った習慣づけが有効のため)
・言葉のコミュニケーション苦手と「大事なポイント」のズレ
→ASDは、コンピューター的な個人差はあれ同じ要求し、自分の辞書には載っていない微妙な言葉のニュアンスを使われたりすると、途端に情報不足でエラーを起こしてしまうため。
1 あらかじめメモ用フォーマットを決めておく。 大事なのは、 必ず全ての項目を具体的に埋めるようにすること。
日付・内容(営業会議などメモのタイトルになる)・目的(最終的な成果物。会議であれば会議の目的。)・日時(締め切りなど)・場所・関係者(依頼者など)・備考
2 メモはその場で、依頼者に確認してもらう。メモは1件に1ページ。タイトルと日付は目立つように大きな字で書く。締め切り・方法・納品フォーマット・その他。相手は鼻白んでしまうかもしれないが、何度も同じことを聞き直すよりは長期的に見てはるかに良い。タイトルをつける癖をつけていくことは、仕事の吸収力を増すことにもつながっていく。
3 デジタルなら ノートにメモしてからEvernoteにアップすると良い。
・ 大量の資料で机が散らかったり、パソコンで事務作業の効率が悪い。
→
1 デュアルモニターを活用する。 VGA あるいはHDMIの 接続ポートに対応してモニターをつなげるだけ。デスクトップの場合対応していなければビデオカードを別に購入する必要がある。接続ポートがない場合、 USB で USB サブモニターで使う。余ったモニターがあるがパソコンで外部モニターに対応していない場合は、 USB から VGA などのインターフェイスに変換接続できるアダプターもある。サブモニターの接続したら、 Windows キー +P→設定→ 拡張。 サブモニターのも情報表示(ブラウザを開く)に、メインモニタは作業領域に使う(ワードやエクセルを開く)のが良い。
2 スマホやタブレットをアプリでサブモニター化(komado2、Air display3、duet display,
splashtop wired xdisplay freeなど)
・何を言っているのかわからないと言われてしまう
→事前に考えてメモを書き出して、報連相の際に持っていく。
1 うまくいっている場合:用件・結論(「 A社発注の件、昨日打ち合わせに行ってきました(用件)「こちらの見積もりで概ねOKです」(結論)」
2 うまくいっていないことがある場合:用件・結論・理由・対策案(「見積もり見直しを求められました」(結論)「予算を超えてしまって難しいとのことです」(理由)「部材を一部変更すれば品質は落ちますがコストカットできます。必要なら、資材部と打ち合わせて見積もりを作り直しますがいかがでしょうか?」(対策案)
の内容・順番でいい。ただし、対策案は、自分でやる・やれることを複数案用意する。
・会議についていけない。発言しても、周りに変な顔をされたり何がいけないんだろう?
→
1 発言や質問したいときは、まず一旦文字に書き出し、発言して良いか考える。
(① その意見や質問にはどんな目的や効果があるか。皆の仕事に直接影響を与えるものか。②タイミングはその場で良いか。会議の終わりや、後で上司に伝えても良い。 )
2 始まる前に、会議の議題・目的・出席者・意見や質問などをまとめて自分用にメモを作っておく。
3 議事録係を申し出ても良い。
・ 結果を出しているのに評価されない。一生懸命仕事をしているのに、サボっているでしょうと言われてしまう。
→そのような印象を与えてしまう主な理由は二つ。①姿勢が悪い②必要最低限で済ませると考えてしまって、報連相の不足。(一般に社員は、ちょっとした空き時間での立ち話や、雑談で上司が同僚に、仕事の進捗や状況を共有している。しかし、雑談や立ち話でさりげない状況報告といった行動は、ASDにとって鬼門。)
1 メモ帳とペンをいつも手元に置いておく。PCの画面を見ながら常にペンを持ち、メモを記入していることで姿勢も自然に整えられる。
仕事の種類ごとに一冊のノートで用意する。(色違いのセット売りされている学習ノートなどで)もしくは、日記帳のように日付がつけられているノートに、時系列に沿って実行したことを記録していく。リアルタイムメモをとっておくことで 、何かの理由で中断しても、中断前の仕事の状況が分かりスムーズに作業に戻ることが可能になる。
2 ホワイトボードで業務管理&仕事のアピール。数字を入れ、終わった仕事は消さずに線を引く。 内容は日報としてそのまま使うことができる。
ホワイトボードメモ例:
10/28
*A社入力 残432
*B社様 10:00TEL
*11/4会議資料作成
*15:00 C様
報告メール例:
本日の業務内容を報告いたします。
*A社入力 残432→205
*B社様 折り返しTEL:お問い合わせの件→クローズ
*C様ご対応:ご注文→営業に共有しました。
*11/4会議資料作成→作成中
現状の問題点:B社の件、判断が難しいので後ほど相談させてください。
明日の予定は、以下の通りです。
*A社入力 残205
*11/4会議資料作成
*M社様にTEL、アポ取り
*月次報告の作成
以上です。
・相談することに躊躇してしまう。
→相談は正しいこと・していいものと認識しておく。
1 相談すべきことかどうか、判断基準を作っておく。(ググってわかることか。ファイルの場所など自分にしかわからないことではないか。それは一度聞いたことがあることではないか。)
2 相談する内容は、一度状況と何を求めているのか書き出して、相手の選択肢を選択した質問にすることを整理する。自分が何に困っていて、相手にどうして欲しいのか。(「風邪をひいて熱が出てしまいました。よろしければ本日はお休みを頂きたいのですが、よろしいでしょうか。」)
3 どうしても精神的なブレーキがかかってしまい直接相談に行けないのであれば、メールで相談する、メモ書きの上司の机の上に置いておくなどの方法をとってみよう。相手が忙しそうな場合にも、そのやり方は有効。ただし急ぎの連絡や仕事の場合にはこの方法はさけて直接伝える。
・報連相のタイミングがわからない。質問が多すぎと言われたりする。
→こうした悩みを抱える人は、仕事の管理をある程度任されている職場で働いている場合が多い。
1 一日一回、定期的に状況を報告。予め上司と話して決めておくと良い。
2 何を報告して良いか分からないという人は、基本的に1時間毎にやったことを書いていく。 最後に 上司への質問や確認しておきたいことをまとめて行えばいい。
超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか リチャード・ワイズマン博士著 文芸春秋 2012年2月1番 1550円
占い師のバケの皮をはぐ:人の脳は自分が見たいものしか認識できず、意味のないものにも意味を見出してしまう。その錯覚を利用すれば、誰でも百発百中の占い師になれるのだ。
マインドコントロール:人は「小さな要求」から始められると、「大きな要求」を断れないになってしまう。おぞましいイニシエーションを体験した者ほど、周囲に帰依しやすくなる。周囲の人々の行動に無意識に同調してしまう。荒唐無稽と分かっていても、なぜ人はカルト教団に囲いこまれてしまうのか?洗脳から身を守るための4つの危険信号
1:あなたが相手にしている団体ないし個人は、あなたの時間や手助けを最初にほんの少し求め、徐々にその要求をふやしてはないだろうか。答えがイエスである場合、あなたは相手の要求に本心からしたがいたいだろうか、相手に操られてないだろうか。
2:異論を認めない相手には、気をつけたほうがいい。そして、あなたの友人や家族から遠ざけようとしてないだろうか。団体の中で、異なる意見や多くの議論が弾圧されていないだろうか。いずれも答えがイエスなら、関わり合いは慎重に考えた方が良い。
3:病をいやしたり、何かを予言したりなど、超人的な奇跡を起こせると言ってないだろうか。どれほど凄いと思えることでも、妄想やまやかしの可能性がある。
4:苦痛や困難、恥を伴うイニシエーションの儀式を要求してはいないだろうか。こうした儀式は、グループへの忠誠心を高めるために用意されていることをお忘れなく。