Lost in Translation: An Asperger in Tokyo zashikiwarashitanのブログ

アスペルガーである自分が、座敷わらしのように自分を歓迎して大切にしてくれる数少ない人々に繁栄と幸福をもたらす存在になって、残りの人生を有効に生きるため、日々試行錯誤したことを記録するただの自分用ノート代わりの日記

「SDGsの達成に向けたFAOの貢献と日本の役割」日本担当FAO親善大使を迎えてレセプション

ホテルメトロポリタンエドモントにおいて,外務省と国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所が主催するイベントに参加させていただいた。

 

当初、どんな方々が来るのだろう、興味はめちゃくちゃあるが、私みたいな者が参加させていただいて良いのだろうか、と恐る恐る行った。

 

まずは、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに,日本担当FAO親善大使である国谷裕子氏と洞爺湖サミットでも料理長として指揮をとった中村勝宏氏のセミナー講演があり,日本の官民によるフードロス削減などの取組を具体例を交えてご紹介があった。

 

セミナーに続くレセプションでは,「フードロス削減をテーマにしたブッフェ料理」が用意され,実際に食べながら中村氏やそれぞれのメニューをご用意してくださったシェフの方々に直接色々お話や料理の解説と熱い思いなどを伺えて、とても充実した面白いイベントだった。

 

30種類以上ものレセプションメニューのうち、下記をいただいた。

フレンチの温製料理

・スープドポワソン(各種新鮮な魚のアラを利用した南フランスの名物スープ。ルイユ添え)

→海老のビスクのような、ラーメンにしても美味しい旨味濃厚なお味だった。スーパーで手に入るアラでも、血合いをよく取り除き、水にさらしてから、細かく切ってよく水分が飛ぶまで炒めて作れると教えてくださった。

・牛肉のヒレとサーロインのサイドを利用したアッシェパルマンティエというじゃがいも入りグラタン

→赤ワインでお肉がほろほろになるまでじっくり煮込んでいるそう。最近の飲食店では無駄になってしまうような部位のお肉らしいのだけれど、ザ・フランス料理な贅沢なお味だった。

テナガエビと信州味噌を使ったタイと日本風のフュージョンなバイキーレック風味カレー

→鋳物のストーブのお鍋でタイ米とカレーをご用意されていた。鋳物のお鍋はやっぱり美味しく炊けるらしい。

宮城県産黒毛和牛ローストビーフも食べた。柔らかくて繊細でローストビーフのイメージが変わった。ラディッシュわさびも見せていただいて、思ったより大きくてでっかい長芋みたいでびっくりした。

日本料理の お食事

・鯛・カレイ・ヒラメという三種の高級白身魚のひっかけを利用した巻き寿司

→中骨のところが美味しいので、手間はかかるが捨てずに丁寧にほじくって?巻き寿司に仕立てた逸品。

グリーンピースと出汁を取った後の昆布を利用して炊き込みご飯にマグロのスジで作ったふりかけ添えて

→出汁をとったあとの昆布はまだまだうまみが出るとのこと。もったいないので自分でお豆と一緒に炊き込みご飯にし、残った昆布も鰹節もしくはマグロの筋で作ったふりかけなどをまぶしてご飯のお供にすると良いとお話くださった。大きい昆布を食べるのは苦手だけどこうやって食べたら美味しい。せっかく教えてくださったのだから、家でも今度やってみよう。

・ 桜鯛・鮪・ボタンエビの握り寿司も食べた。

デザート

・ 1週間コンフィにして3ー4日間感想させた皮ごとバナナのコンフィ

→一番面白いメニューだった。まさか皮まで食べれるとは!程よくカバーの歯ごたえがとても良い食感で甘すぎず、プロフェッショナルのパティシエだからこそ提供できるアイデアと手間が惜しみなく形になったデザートだった。

・残りご飯を利用したバニラ風味のライスプディング

→プルーンのコンポートにソースアングレーズとお米のパフとピスタチオのカラメルが添えられていて食べやすかった。

・残ってしまったパンを利用したパンプディング

→カシスやチェリー、木苺といった赤いフルーツが可愛いアプリコットのソース添えで、見た目も満足。

 

また,レセプション会場では,外務省国際機関人事センターの職員の方々による国際機関への就職支援プログラムに関する説明及び相談を行うブースが設置され、 自分の周りにこういった方達がいないので思い切ってお話をしてみた。

日本はめちゃくちゃ人気の勤務地で、英語ができるのは当たり前だけれど、世界各国から修士以上の学歴に、2年以上の専門性のある職歴をもつ人たちが一つのポジションに100倍以上の倍率で応募してくるらしい。

国際機関の職員は、2年契約が基本で、契約の残りの1年前から半年前には次の就職を探すため就職活動を開始するから忙しいらしい。だから、日本だと転職回数が多かったり、2年以下の職歴が何個もあったり、職歴と職歴の間などに空白期間があると、突っ込まれて懸念されて結局祈られて自己嫌悪に陥るだけになってしまうけれど、その辺は全然気にしないらしい。どこの大学院で誰ともあまり気にしないで良いみたい。とにかく即戦力になる専門性と覚悟が必要とのこと。

また、採用されたら単身赴任する人が多いのか聞いたら、奥さんが国際機関で就職決まった場合も、旦那さんがついていくケースがめっちゃ多いらしい。

世界の就職事情は、日本の就職の常識とまるで本当に正反対なのだなぁ。

 

prtimes.jp

野菜や果物の葉や皮を使ったお料理好きだし、今回のイベントで、料理長や料理人の方々のプロ精神溢れて美味しい料理を食材を無駄にすることなく使って提供するという心構えや雰囲気も良かったし、ホテルは、使うことがあったら

メトロポリタンホテルズ9ホテル、東京ステーションホテル、ホテルニューグランドの全11ホテル

 を優先して利用することにしよう。